未経験からSEに転職するために知っておくべきこと
2017/04/24
異業種に飛び込みたい、手に職をつけたい、未経験可の求人が多い、あなたもこうした希望や思いをもって未経験ながらSEへの転職を真剣に考えておられるのだと思います。
そこで、ここでは未経験からSEに転職する為に知っておきたいことや心構え、やるべきことなどを解説していこうと思います。
厳しいことも書いていきますが、それはどんな仕事でもつらいことはあります。
それを乗り越えた先に、やりがいや楽しさ、自分の明確なキャリアが見えてくることでしょう。
SEのお仕事
SEとはシステムエンジニアの略称であることはご存知だと思いますが、実際どんな仕事をしていると思いますか?
実はプログラマーと何が違うのかもちょっとわかってないな、と言う方も含めて、わかりやすく解説していきたいと思います。
まず、プログラマーはその名の通り基本的にプログラムを書きまくる人です。
「これ作って」って言われたらそれを一生懸命作る人の事です。
一方SEは、それ自体を自分で作ることもありますが、メインのお仕事は「これ作って」って「言うこと」です。
流れとしてはSEがクライアントの要件を聞き、設計し、クライアントと「じゃあこれで行きましょう」という部分まで持っていきます。
SEはプログラマーにその仕様・設計を伝え、システムを作ってもらいます。
最後にSEは出来上がったシステムをテストし、バグがあればプログラマーにバグ修正を依頼します。
こうして製品が完成へと向かうのです。
ようするに、SEはシステム開発におけるディレクター・プロデューサー的立ち位置と言えます。
SEの夜は遅い?
SEは残業が多いイメージがあるかもしれません。
もちろん開発状況や進捗状況にもよるので、時期的なものも存在します。
そもそもの問題はスケジュールにあります。
と言うことは、実際にスケジュールを作り、お客さんと刷り合わせを行うSEの腕にもかかっています。
現実としてここで、お客さんの言い分をがっつり飲み込んでしまう形になることが多いのです。
ストレートにバグなどのイレギュラーもなく、開発が終わることなどほぼあり得ません。
しかし、お客さんはストレートで終わることを前提にスケジュールの話をしてくることが多く、それを呑んでしまうと大変なことになるわけです。
作業する側はリソースが圧迫され、さらにはバグが多かったりすると非常に完成まで時間を必要とし、かといってこの時間に使った金額を請求できない、という負のスパイラルです。
逆に言えば腕が立つSEならば、そういった部分も含めてお客さんと交渉出来ており、ゼロとは言いませんが恐ろしいほどの残業にはならないことも多いのです。
SEに必要なスキル
プログラムの知識と言うことは必要なことが容易に想像できると思います。
しかし、システムエンジニアに必要な知識はそれだけでは足りません。
と言うより、それ以上に重要なスキルがあります。
それは、何が出来て何が出来ないかを判断する知識と、人と駆け引きするスキルです。
何が出来て何が出来ないか、というのは、たとえプログラムを自分で書けなかったとしても、その言語を使って実現できることが何かを理解すること、それをクライアントの要望と結びつけられるだけの知識が必要となります。
そして、NOと言える力。
なんでもすべて「お客さんがこう言ったから」ではSEである意味がありません。
出来ることは出来る、出来ないことは出来ない、できないのであれば代替案を用意する、何割なら実現できる、とお互いの妥協点を探していくことができる、これがお客さんと刷り合わせをしていくスキルです。
逆に言えば未経験職種だったとしても、同業種で、ある程度ITリテラシーがある方なら、それまでの経験も活かす場面が訪れるでしょう。
年齢が高くなるにつれスキルが必要
未経験可だからと言っていきなり何も知らない人でも採用対象となるのか?
否、そんなことはありません。
何も知らずに飛び込めるのは25歳くらいまで。
20代も後半になると、ある程度の知識を趣味でも独学でも持っていないと書類で落とされてしまいます。
未経験と何も知らないは別物なのです。
30歳を超えるとさらに状況は厳しくなります。
独学だったとしても、ある程度「いつも触ってます」って言えるレベルの開発知識、もしくは先ほど書いたように、SEとして流用できる知識、そして業界のリテラシーなども持っていないと難しいでしょう。
知らない人より知ってる人。
年寄より若者。
未経験可だったとしても、経験者が応募してくれば経験者を採用したいですし、覚えるまでの期間も考えると若い人を取りたいのは当然です。
そして、年齢が高くなるにつれ、同年代の人たちはそれまでの経験を積んでいるわけですから、追いつく努力も必要になることを覚えておいてください。
未経験からSEを目指すために
もし、ここでSEに転職する自信がなくなってしまった方や知識に不安があるような方は、まずはプログラマーを目指してみるという選択肢も存在します。
また、比較的採用されやすい派遣で半年や1年、経験を積んでステップアップを図る選択肢もあります。
どちらにせよ重要なのは、SEになるために必要な知識やスキルを得られる場所、に転職することです。
こうしたキャリアプランを明確に描けないようなら、転職エージェントなどを活用すると良いでしょう。
あなたのキャリアや希望から、どのようなキャリアプランが考えられるか、前例があるかなど、あなたの目標をより明確に指し示してくれるでしょう。
未経験可のSE求人を探す
探し方は「SEにつながる仕事」を探すことです。
システムエンジニア、サーバーエンジニア、プログラマー、スクリプターなど、IT業界におけるシステム屋の職種はたくさんあります。
未経験であるあなたにとって、これらはどれも今後につながる職種と言えます。
まずはどのような職種があるか、と言う部分から転職活動を考えていくと、より視野を広げられると思います。
また、そもそも未経験の転職と言うことで、転職に使える強い武器を持ち合わせていません。
今持っている経験や知識をどう企業にアピールするかが必要になってきます。
しかし、現時点で自分が目指すべき場所や、自分がアピールできる部分がわからないなど、不安は大きいでしょう。
そこでキャリアプランの相談役として適しているのが転職エージェント。
転職ージェントに相談することで、あなたの経験からくる強み、どういった職種で一番経験を活かせるか、どんな職種があるか、など、あなたにとっての道しるべを一緒に立てて行ってくれる存在です。
転職エージェントに相談するなら
もし、転職エージェントに相談したいと思ったなら、どの転職エージェントを選ぶかも重要になります。
もちろん、未経験可の求人を見つけること、キャリアプランを相談できること、転職活動のノウハウがしっかりしていて、少しでも転職活動を有利にすること。
最後に、これらを重点的に考え、転職エージェントを選んでみましたので、是非参考にしてみてください。
リクルートエージェント
言わずもがな最大手。全国を網羅し、求人案件の数が豊富。これだけで利用する価値があるおすすめ中のおすすめ。
その求人数はなんと公開非公開合わせて100,000件にも上り他の追随を許さず、 そのうち公開求人数は大体10,000件程度であるため、外からでは比較できません。
しっかりとした転職ノウハウで、履歴書や職務経歴書といった書類の書き方から、応募企業にあった面接アドバイスなど、迷うことなく転職活動を進められる印象。 また、年収など給与面に関しても、強気な交渉をしてくれるのも特徴で、転職で年収アップを考えているなら、なおさらおすすめのエージェント。
なんといっても、あらゆるエージェントと比較しても案件紹介のスピードはピカイチ。そして業界において「転職決定実績がNo,1」であることも見逃せないおすすめポイント。
リクルートエージェントの強み
- 案件紹介スピードが速い
- 決定率が高い
- 給与アップが見込める
DODA
業界第2位の最大手。 リクルートエージェントと比較すると、ベンチャーにも強く、リクルートエージェントとDUDAをまずは押さえておけば、ある程度の案件を網羅できるという点でおすすめ。
求人数は公開非公開合わせて約40,000件にも上り、そのうち公開求人は約10,000件程度。
案件の多さはおすすめですがリクルートエージェント同様外から比較できず、実際に登録してふたを開けてみないと、求人数の多さを実感できません。
自分の能力的な立ち位置などを洗い出し、企業への適正な年収の交渉、紹介案件先の詳細な情報の提示など、細やかなコンサルで定評があり、連絡などもこまめにとってくれるので、不安になる事もありません。
専門職の色が強く、今までのスキルを活かしたキャリアアップをしていきたい方には特におすすめ。
また対応エリアが広いのも1つのおすすめのポイントです。
DODAの強み
- 豊富な求人数
- ベンチャーにも強い
- コンサルや交渉に強い
ワークポート
ワークポートは古くからIT系に特化して運営してきた転職エージェントで、IT特化型転職エージェントとしては最大手。
もちろんIT系求人がとても豊富で、それは転職活動において最大の武器と言えます。 エンジニア、Web系、ゲーム関連の転職を探しているなら是非登録したい転職エージェント。
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最近ではIT関連以外の職種も展開し始めたようですが、やはり一番頼りになるのはIT系求人と思って間違いないでしょう。
ワークポートの強み
- IT系最大手の求人数
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